microCMSでやってみた!AI活用からユースケースまで大募集 by microCMS - Qiita Advent Calendar 2025 - Qiita のシリーズ 2、12月22日の記事です。
今日思いついて作ったものなので、空きがあった日の記事としています。
作ったもの
microCMS上でIssue管理できるChrome拡張機能
作った背景
microCMSを用いたWebサイトを作って納品するシーンを想定しました。
作成中のチェックや受け入れテスト時、納品先とIssueを共有するツールがない場合、microCMSでIssue管理できたら便利ではないかと思いつきました。
使い方
Issue作成
- レビューしたいWebページを開く
- Chrome拡張機能のアイコンをクリック
- ポップアップで必要事項を入力(表示部分のキャプチャも可能)

- Issue作成ボタンをクリックしてmicroCMSに投稿

Issue対応
- Issueのコンテンツを開き、「レビュー申請」を開始
- レビュワーに関係者を呼んでやりとり

- 対応完了後、確認してもらい「承認して公開終了」
使えなくはないが認知負荷が高い
microCMS上でのタスク管理としてなら使えるが、コメントのやりとりも含めると難しい。
- 用語がIssue管理向きではない
- レビュー → 内部向けのIssue作成またはDiscussionに相当
- 公開終了 → IssueのClose
- Businessプランのカスタムステータスなら置き換え可能かもしれない
- レビューのコメント欄でできることが少ない
- Wiki記法が使えない
- 画像が貼れない
- メンションできない
拡張機能の開発に使ったもの
KiroのSpec駆動開発で一発出力しました。
Kiroは初期の頃コーディングが遅かったですが、今は速くなりましたね!
キャプチャで矩形選択や文字・図の描画ができるとさらに使い勝手が上がりますが、今回の本題ではないため、最低限の機能のみ実装しています。
上記の用語認知負荷も拡張機能で置き換えることは可能ですが、レビュー機能は全API共通のため、Issue管理用APIとコンテンツ管理用APIをどう区別するかが難しいポイントです。
まとめ
microCMSの本来の用途とは異なる試みでしたが、Chrome拡張機能で投稿を簡単にできる点では使い勝手が良かったと思います。
ただし、Issue対応の面で見ると、レビュー機能が充実してきたとはいえ、GitHubのIssueのように扱うには無理がありました。
microCMSは以前のmicroCMS Meetupでレビュー機能をGitHubのPRに近い体験にしたいと言っていた記憶があり、コメント機能の表現力不足という課題は今後改善されるかもしれません。